親知らずは抜いた方が良い?

親知らずというのは、前歯から8番目、最も奥に生えている歯の事を言います。

歯の本数は通常、上下左右に合計4本生えており、歯は全部で32本生えているのです。


親知らずはなぜ生えてくるの?

皆様は親知らずがなぜ生えているのか、ご存知でしょうか?

太古の昔、人間は木の実などの非常に硬いものが中心の食生活でした。その為、食べ物をよく噛む必要性があり、今の人間以上にアゴの骨が発達していたため、親知らずが生えてくるスペースも十分にあったのです。

しかしながら、現代の食生活では小さい頃から、そして大人になっても柔らかいものを食べる機会が多くなりました。これに伴って昔に比べるとよく噛むという習慣が薄れ、アゴが十分に発達することがなくなったのです。

その為、親知らずが生えるスペースが足りなくなり、きちんと生えなくなるケースが増えてきました。


親知らずは抜いた方がいいの?

基本的には親知らずは何か症状が出ない限り、そのままにしておいても大きな問題はありません。

しかしながら、親知らずの生えてくるスペースが不十分だと、他の歯を無理に押して出てきたり、斜め向きや横向きになって生えてきたりすることになります。

これによって、徐々に手前の歯を圧迫し、結果的に歯並びが悪くなってしまう原因になることもあるのです。

ただし、自分自身では自覚がないため、歯医者さんで検査をしてもらい、抜いた方がよいという事であれば、早めに抜歯をすることをオススメします。

また、親知らずが中途半端に顔を出しているケースもあります。このような場合は歯みがきがしづらく、親知らずの手間の歯との間に汚れ(歯せき)が溜まりやすく、むし歯になるリスクが高くなります。むし歯が進行してしまうと、神経を残すことが出来なくなってしまうため、このようなケースでも早めの抜歯をオススメ致します。

また、当たり前ですが痛みがある場合などは早めに受診をして抜歯をしたほうが良いです。

ただし、親知らず抜歯というのは様々なケースがあり、簡単に抜歯出来ないケースがございます。

都岡歯科医院では、近隣の医療機関とも連携をはかり、そのような難しい場合には他院を紹介することも可能です。

「親知らずは抜いた方がいいのかな?」

と気になっている方は、まずはお気軽にご相談ください。