みなさま、こんにちは。
今回は親知らず(智歯)についてお話をさせて頂きます。
親知らずの歯といえば、17才頃から生えてくる、第2大臼歯の後ろに生えてくる歯のことを言います。
必ずしも生えてくるわけではありませんが、
まっすぐに生えてくる、ななめに生えてくる、レントゲンで確認すると、手前の歯に向かって水平に向いている、歯は存在するが生えてこないで歯ぐきの中に埋まったまま、元から親知らずがない。
などの個人差があります。
まっすぐキレイに生えている場合は問題ないのですが、
手前の歯よりも低い位置に生えていたりすると歯ブラシが届きにくくなり、ムシ歯や歯周病の原因になることもあります。
そのように清掃状態が良くないと、お身体の調子が悪い時(睡眠不足や風邪など全身状態の悪い時)に
急に親知らず付近の歯ぐきが大きく腫れて、顔や喉、首まで腫れてしまうこともあります。
そういった主訴(ご来院の目的)の患者様に、その日のうちに抜いてほしいといったご要望もございますが、
腫れている所は“酸性”になっていて、麻酔が効きません。
そうすると抜くことができないため、腫れている所を洗浄し、化膿止めの薬を歯ぐきに注入し、飲み薬を処方します。
そして数日後に腫れが引いたところで歯を抜くことができます。
「歯医者行ったのに薬だけだった!」
というのも、麻酔が効かない為、処置はできないという理由があります。
こちら都岡歯科医院では
「インフォームドコンセント(説明と同意)」をとても大切にしています。
こういった患者様との心のすれ違いのないよう、説明に力を入れて、ご納得して頂けましたら治療を行っていきます。
親知らずの歯の生えている状態により、横浜保土ヶ谷中央病院や、神奈川歯科大学付属横浜クリニックへ紹介させて頂く症例もございます。
親知らず以外のところの歯ぐきが腫れた場合も、歯周病の治療として、洗浄して、膿を出すという処置をして、腫れが引いたあとに治療を行っていきます。
詳しくは担当医師や衛生士に何でもお尋ね下さい。